電装部品向け「静音ニードル軸受」
電装部品などに使用されるニードル軸受には、高荷重に耐えるためにころ(転動体)端部を円弧形状にするクラウニング加工を施しています。従来の工法ではころ中央部に比べてころ端部の真円度の精度が劣り、ころの傾きの大きい環境下では軸受からの騒音が大きくなる場合がありました。このため、車内が極めて静かなEVやHEVでは従来は目立たなかったようなこれらの電装部品の作動音が乗員の快適性を損なっていました。
本製品は、高精度な加工方法を開発することでころクラウニング部の真円度を従来比1/4に向上し、軸受から発生する騒音のレベル(音圧比)を従来比1/3以下にしました。