回生協調ブレーキシステム用ボールねじねじ軸の変形を抑える転造・熱処理工程を開発し、一般的な工法である熱処理後のねじ軸溝の研削加工を廃止して、薄肉の中空ねじ軸の量産を可能にしました。また、ボールが回路外へ出ることを防ぐNSK独自の構造を採用して、長期間にわたり高い信頼性を確保しています。更に、研削ナットと転造軸の組み合わせにより転走面の表面粗さを低減させ、ボールねじの低フリクション性能を向上させました。これにより、ブレーキの制御性が向上し、自然な操作感の実現に貢献しています。