第16回 東京モーターショー 1969

昭和44年10月24日〜11月6日(晴海)

1970年代へ向けた新しいパワーが感じられた。

1970年代を目前にしたこの年は3月に東名高速道路が開通するなど、本格的な高速化時代を迎えて国産車の高性能化が進捗。第16回ショーはスポーツ車やモータースポーツ車両の出品が花盛りとなった。同時に高速と安全をキーワードにした未来志向のドリームカーとコミューターについてもさまざまな習作が登場。トヨタのEX‐Ⅰ・Ⅱ・Ⅲをはじめとする未来車の競演には、ご来場されたショー総裁・高松宮殿下もことのほかご熱心だったという。その一方では同年6月に発生したリコール問題にも呼応して技術的な展示に力が注がれ、各社が大きな社会問題となっている交通安全と公害防止についての積極的な取り組みをアピールしていた。


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11回 (1964年) 12回 (1965年) 13回 (1966年) 14回 (1967年) 15回 (1968年)
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