油流制御機能付き一体型スラストニードル軸受
軸受の外径レースをATオイルが軸受内部に流れ込み易いように設計し、保持器には油流向上のための孔を設け、従来の1.5倍の油量が軸受を貫通することが可能となりました。これにより、ATユニット内部への油の供給バランスが最適化され、オイルポンプの小型化に貢献します。
また、新開発のパーシャルカールタイプレースは軸受の構成部品(ころ・レース・保持器)を部分的に保持して一体化することで内部すきまを向上。この結果、一体型スラストニードル軸受の課題であった偏心(軸ズレ)への耐久性を向上させることができました。