社団法人日本自動車工業会(会長:小枝 至)は、2005年に開催する第39回東京モーターショーの会期を従来の13日間から4日間延長して17日間とし、また2007年に開催する第40回ショー以降、従来の乗用車・商用車分離開催から乗用車・二輪車・商用車・車体・部品関連製品を含めた「総合ショー」に開催形態を変更することを決定した。
2005年に開催する「第39回東京モーターショー −乗用車・二輪車−」の会期を、従来の13日間から4日延長し17日間で開催する。
会期延長により会期中に週末を3回含めることができ、土曜・日曜・祝日が計5日から7日に増えるため、来場者の分散化を図り「混雑緩和」を目指す。会場の混雑度については、世界5大モーターショー(フランクフルト、ジュネーブ、パリ、デトロイト、東京)と比較しても東京が群を抜いており、来場者に対してより快適で安全な見学環境を提供する取り組みとして会期延長を導入することとした。なお、会場は従来どおり千葉・幕張メッセ<日本コンベンションセンター>を使用する。
<会期比較(乗用車・二輪車ショー)>第37回(2003年) | 第39回(2005年) | |
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特別招待日(開会式) | 10月24日(金) | 10月21日(金) |
一般公開 | 10月25日(土)〜11月5日(水) | 10月22日(土)〜11月6日(日) |
開催日数 | 13日間 | 17日間 |
うち土・日・祝日 | 10月25日(土)、26日(日)、11月1日(土)、2日(日)、3日(祝)の計5日 | 10月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日)、11月3日(祝)、5日(土)、6日(日)の計7日 |
2007年に開催する第40回東京モーターショーから、乗用車・二輪車・商用車・車体・部品関連製品を含めた「総合ショー」に開催形態を変更する。2005年の第39回ショー(乗用車・二輪車)開催の後、2006年を休催年として、2007年から「総合ショー」として隔年で開催する。
東京モーターショーは、第32回ショー(1997年)までは総合ショーとして隔年で開催してきたが、第33回ショー(1999年)から乗用車と商用車を分離して、奇数年に乗用車・二輪車ショー、偶数年に商用車ショーを毎年交互に開催してきた。
しかしながら、自動車業界においては、安全・環境・グローバリゼーションへの対応や世界的にも関心の高いユニバーサルデザインなどへの取り組みを背景に、「乗用車」や「商用車」といった区分を超えた研究・開発・製品化が進展している。こうした自動車業界全体の取り組み状況について来場者に幅広くご理解いただき、また来場者の多彩なニーズに応えられる開催形態としては、「総合ショー」が望ましいとの判断に至った。
さらに、出品各社は経営効率化の一環としてグローバル規模でコスト削減に取り組んでおり、東京モーターショーが「総合ショー」として隔年で開催されることにより、コスト負担の軽減も期待できる。
東京モーターショーでは、引き続きお客様参加・体験型企画の充実を図るとともに、「総合ショー」となることによる展示スペースの不足を補う対策など様々な課題に適切に対応し、東京モーターショー50年の歴史で培ってきた経験を基に、世界のモーターショーの中でトップレベルのクォリティを維持していく。
以 上