昭和32年5月9日〜5月19日(日比谷公園)
第4回ショーも日比谷公園内広場を会場として5月9日から11日間の会期で開催された。乗用車ではトヨタが小型乗用車、初代トヨペット・コロナをデビューさせ、富士精密はプリンス・スカイライン、日産はダットサン・スポーツのプロトタイプ(試作車)を展示するなど質的向上が図られたといわれた。トラックでは、トヨタ初のディーゼルトラック(DA60型)、日産はニッサンジュニア、ニッサン581型、オオタは1.5t積み小型トラックを展示した。一方、ショー事務局は、「PRセンター」にて道路・交通、自動車デザインを取り上げ、さらに「自動車なんでも相談室」も開設。ショーが単なる宣伝の場から、実質的な商談の場へと変貌を遂げていったときでもあった。