昭和58年10月28日〜11月8日(晴海)
世界的・長期的な不況により国内需要は伸び悩んでいたが、各社のプロトタイプ、参考出品車の出展は豊富であった。しかも搭載された新技術は実現性が高いなど、出品車は近未来に向けた提案性に満ちていた。外国車館は乗用車出品が増え、前回の50%増、参加社は28社と充実。これを反映して国産車を含めた総出品車両は945台と最多記録を更新し、来場者120万400人、外国人来場者は2万6625人という盛況ぶりだった。一方、25回を迎えた記念事業の一環としてテーマ館では「くるま、むかし、いま、あした」と銘打ち、技術の変遷、新素材や電子技術が明日の技術にどのように活用されていくのかなど、クルマの技術的可能性が分かりやすく紹介された。