第12回 東京モーターショー 1965

昭和40年10月29日〜11月11日(晴海)

完成車の輸入自由化に対抗すべく、多数の新型車が登場。

高度経済成長が何となく感じられてきたころの開催であった第12回ショーは、10月1日から乗用車の完成車輸入が自由化された直後のショーでもあった。そのためか派手さより販売拡張への足がかりとすることへの努力が払われていたともみえる。各社の新型車も日本初のV8・4000ccを搭載した高級乗用車プレジデントをはじめ、ニューセドリック、前年も姿をみせたV8エンジンのクラウンなどは自由化対抗車種といえよう。小型車では日本初のファストバックのコルト800、ホンダのS800/N800、スバル1000、ファミリアクーペ(1000)など800〜1000cc級に新型車がみられた。マイカーは時代にあわせて、タクシーには使われない純粋のファミリーカーとして注目されたものである。


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