昭和41年10月26日〜11月8日(晴海)
第13回ショーの1966年は、のちに「マイカー元年」と呼ばれるようになる。日本の本格的なモータリゼーションの起爆剤となった、日産・サニーとトヨタ・カローラがこのショーで顔を合わせた。加えて各社の800〜1000cc車が勢ぞろいして大衆乗用車時代の幕明けとなったからである。この大衆車の下支えとなった軽乗用車にもリバイバル人気が芽生えた。ホンダのN360とダイハツ・フェロー、スズキ・フロンテ360などがともに高性能を発揮、軽乗用ユーザーから見直されるようにもなる。特筆すべきもうひとつは、ニッサン・プリンス・ロイヤルと呼ばれる国産乗用車の御料車(皇室専用のリムジン)が展示されたこと。巨大なボディとエンジンに観衆は圧倒された。