昭和52年10月28日〜11月7日(晴海)
この年は排ガス規制適合を克服した国産乗用車のニューモデルラッシュに。キーワードは低公害から省燃費に変わり、世界初の4サイクル3気筒エンジンで19㎞/Lをうたうリッターカーのダイハツ・シャレードのほか、日産・セドリック、トヨタ・クラウン、いすゞ・フローリアンといったディーゼル乗用車が華々しく登場した。一方、オイルショックに起因する世界的な小型車ブームから輸出を伸ばした日本は自動車輸出世界第1位に躍進。これによる欧米との貿易摩擦発生前夜のような雲行きもあり、外国乗用車展示は独立館となった。一堂に外国車が集まり最新モデルも出品されたので訪れるファンも多く、ショーの国際的な雰囲気もますます高まってきた。