昭和54年11月1日〜11月12日(晴海)
1970年代最後のショーとなる第23回は「80年代の豊かさへ−せかいを結ぶくるまたち−」というテーマのもと、次のステップに向けた積極的な姿勢が目立った。出品車両も省エネという課題を抱えるなかで新技術への意欲的な挑戦も見られ、とりわけターボエンジンとディーゼルエンジン搭載車が多数登場。また、テーマ館では「日本のエンジン技術」と題して、第2次大戦中の航空機用エンジンから科学衛星用ロケットエンジンまで、戦後から将来を展望した77台のカットモデルを含むエンジンが展示された。一方、外国車については国際情勢への配慮から、出品要請を大幅に受け入れて国別展示に。前回と比べて27台増の乗用車123台が展示された。